訪問査定の前に掃除や破損箇所の修理はどこまで必要?家売却前の準備編 | 鯨鑑定士の不動産売却
訪問査定の前に掃除や破損箇所の修理はどこまで必要?家売却前の準備編

訪問査定の前に掃除や破損箇所の修理はどこまで必要?家売却前の準備編

2020.10.13

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家の売却を行う上で必須なのは不動産会社による査定です。
売却する側からすればできるだけ高値で売却したいところです。
さまざまな対策が考えられますが、対策の一つとしてしっかり掃除をすることによって見た目の雰囲気をよくする事も可能です。

実際に査定前にきちんと掃除をすれば査定額が上がるのでは?という事例は実際にあります。
訪問査定の前に掃除はどこまで必要なのか、査定額に響くのかについて解説します。

また、家の売却で破損部はどうするのが正解なのか迷っている声もよくあります。
そこで査定前に破損部がある場合の対処方法や、相談する不動産会社の選び方のポイントをお教えします。

訪問査定前の掃除について

不動産会社に訪問査定を依頼すれば担当者が来るので、掃除をするのは普通の事と思う人が多いでしょう。
しかし訪問査定前の掃除が査定額に響くかどうかで、念入りに掃除をした方が良いのか考える場合があります。
そもそも訪問査定とは何なのか、また掃除の必要性について考えていきましょう。

こざかな生徒
こざかな生徒

すごく忙しくて部屋を片付ける暇がないのですが、明日訪問査定で営業マンが来ちゃいます。これって査定額に響きますよね?

掃除の有無は査定額に関係ありません。その理由を詳しく見ていきますが、掃除が必要な場面もあるのでしっかりチェックしてくださいね。

クジラ先生
クジラ先生

訪問査定とは?

不動産会社の査定には2種類あり、机上査定と訪問査定があります。

中でも訪問査定とは机上査定で査定したデータにプラスして、現地の状況を把握するために行う査定の事です。
実際に不動産会社の担当者が来て、データだけでは把握できない個別的な要素を実際に見て算出するので、より適正な査定額が分かります。

机上査定と訪問査定それぞれの特徴やメリット・デメリットを簡単にまとめると次の通りです。

訪問査定机上査定
特徴担当者が家を訪問し、机上査定だけでは分からない部分も含め査定額を算出する。簡易査定とも呼ばれる。エリアや築年数、間取りなどを調べ取引事例の成約価格からおおよその査定額を算出する
メリット・デメリット・適正な査定額が分かる
・不動産会社の良否をチェックできる
・査定日に立ち会う、書類の準備など手間がかかる
・手軽に依頼できる
・相場観を知りたい時に便利
・あくまでも参考価格
係る日数数日から1週間程度数時間から1日程度

机上査定はデータだけで行うため気軽さがありますが、訪問査定となると実際に家を見るので掃除の必要性が気になる所です。

訪問査定前に掃除は不要

結論から言うと家の査定額に掃除の有無が関係するかと言えば、ほとんど関係しないでしょう。

訪問査定に来た担当者がどの部分を見ているのかについては後述しますが、掃除をしていないからといって、物件自体の価値が下がるかと言えば下がりません。
部屋は綺麗な方が良いですが、綺麗な状態が査定額に影響があったとしても、その額は微々たるものです。
掃除をしている場合と比較して、部屋が汚いからと査定額がかなり下がってしまうことは考えられないでしょう。

ただし、家の中の設備において普段から綺麗な状態を保っている、メンテナンスを細かく行っている場合は別です。

傷や破れ、へこみなどを付けずに部屋を維持していることと、掃除をするかしないは見方が違います。

家は新しい方が売れやすいですから、維持管理が行き届いている家は査定額が高くなります。
あまりにひどい状態の場合は破損部とみなされ、修繕が必要なケースになるので覚えておきましょう。

最低限のマナーとして掃除は必要

掃除の必要はないという話ですが、最低限のマナーとして掃除することは必要です。
査定額自体に影響はないものの、不動産の売買は売り主と買主、またそこを仲介する不動産会社との信頼で成り立つ部分も大きいからです。

来客が来るのに家が汚い状態で平気な人は、だらしないいい加減な人という風に評価されかねません。

また、家の設備等を見るのに床に様々な物が置いてあると邪魔になり、じゅうぶんなチェックができなくなります。
マナーの面や効率よく訪問査定を行うためにも、ある程度の掃除は行っておきましょう。

過度な汚さは査定額に影響もある

掃除の有無は査定額に関係ないとしても、いわゆるゴミ屋敷の状態や人が住めないような環境の汚さは査定額に影響を与える可能性があります。

訪問査定ではリフォームの必要性や、どの程度のハウスクリーニングで売却が可能になるかなども考慮しています。

そのため業者でも落とせないような、長年の浴室のカビ、たばこのヤニによる着色などは査定額に関わってくるでしょう。

例えば埃が溜まっている程度、物が多く整理整頓ができていないくらいの状態であれば、プロはあまり気にしないでしょう。

掃除が必要なのは内覧前

掃除をできるだけしておきたい状況は、訪問査定前ではなく内覧前だと言えるでしょう。

プロは掃除の有無で査定額を下げたり上げたりということはありませんが、一般の購入希望者には与える影響が違います。

購入希望者はその家に住むことをイメージして内覧に来るので、部屋が汚いまたは生活感がありすぎると購入意欲を失います。

内覧前に行う掃除は、部屋や間取りを最大限良く見せるための対策法として捉えることができます。
そのため掃除を行うなら、訪問査定前ではなく内覧前に行うのが正解です。

訪問査定前の掃除について

内覧前の掃除のポイントとは

念入りな掃除が必要なのは、訪問査定ではなく内覧前だということが分かりました。
では内覧前に必要な掃除で、特に気を付けたい部分についてお話しします。
内覧は購入希望者の買うか買わないかを決定付ける大切なポイントなので、まだ査定前という段階でも知っておいて損はありません。

こざかな生徒
こざかな生徒

訪問査定前には気負って掃除をする必要はあまりないのですね。家の売却は査定以外にも内覧も必須ですから、ポイントを教えてください。

分かりました!内覧前にしておきたい掃除のポイントをお教えしましょう。

クジラ先生
クジラ先生

物を減らす

内覧は家具が何もない部屋も、住むイメージが湧かないのでよくないのですが、生活感が溢れすぎた部屋も購入意欲がそがれてしまいます。

生活感が溢れすぎた部屋とは、物が多く極端に言えば汚部屋やゴミ部屋のことを言います。

内覧前に使っていない物やゴミ、利用しない家具などはこの機会に断捨離を行いましょう。
物を減らすと、次の新居への引っ越し準備で手間取らないというメリットもあります。

また掃除をする時に物が多いと掃除がはかどらないので、物を減らして快適な生活を送るようにしましょう。

部屋の中でも目立つリビングは荷物を極力減らし、できるだけ床面積が広くなるように整理整頓しましょう。

水回りの掃除

内覧前にしっかり掃除を行っておきたい部分が水回りです。
水回りとは以下のような水を使う所のことです。

  • キッチン
  • トイレ
  • お風呂
  • 洗面所

水回りは毎日必ず使う場所で、汚れを落とす場所でもあるため、その場所に汚れがたまりやすいという特徴があります。

ここが汚れていると生理的に受け付けないと考える人は多いでしょう。

また水垢やカビも付きやすく、一度つくと中々取れないガンコな汚れにもなりがちです。
特に購入希望者の中でも奥様は、水回りのチェックを厳しく行う人は多いでしょう。

水回りでは家事をすることが多く、1日の時間帯の中でも水回りにいる時間は奥様の方が一般的に長いです。
まずはキッチンの様々な所についた油汚れを落としましょう。

蛇口やシンクは磨いておき、髪の毛や水滴などがついていないかチェックしておきましょう。
カビやアカが取れない場合は、ハウスクリーニングでプロの手を借りるのもおすすめです。

ハウスクリーニングは売却を依頼する不動産会社でも、サービスの一環として行っています。
そのため、どのタイミングで行うのかもありますが、内覧前に行うのなら費用を知っておきましょう。

ハウスクリーニングに掃除を依頼した費用の相場は以下を参考にしてください。

家全体のクリーニング費用の相場場所別のクリーニング費用の相場
・1DK~2LDK 3万円~7万円
・3DK・3LDK 5万円~8.5万円
・4DK・4LDK 7万円~10万円
・エアコン1.2万円~
・浴室1.4万円~1.7万円
・キッチン1.5万円~2.5万円
・トイレ6千円~1万円

ハウスクリーニングは部位別に依頼すると割高になります。
気になる所が複数であれば、まとめて依頼する方がお得な場合もあります。
季節によってキャンペーンを行っている所もあるので、逐一チェックしておきましょう。

重点的に綺麗にしておきたい部分

玄関は第一印象を決める

内覧者がまず目にする部分と言えば、家の玄関です。

家の玄関はその家の第一印象を決めるので、綺麗な状態を保つことを心がけましょう。

玄関を綺麗に保つためのチェックポイントは以下になります。

  • 靴を出しっぱなしにしない
  • 傘は傘立てに収納しておく
  • シューズクローゼット内は臭い対策を行う
  • 飾り物を多く置かない

玄関は靴を出しっぱなしにせず、靴箱の中にしまいましょう。
靴箱がいっぱいで入らない場合は履かない靴を断捨離して、中に納まる程度の靴の量に調節することがポイントです。

また内覧者は靴箱が備え付けの物の場合、開けてみるということもよくあります。
その時に靴箱の中が臭いと、購入意欲が下がります。
臭い対策のために、消臭剤を使ったり靴を洗っておきましょう。
また靴箱の中は埃や砂がたまりやすいので、しっかり拭き掃除を行っておくと綺麗に見えます。

土産物の民芸品やポスター、大きな壺や目につきやすい飾り物は、生活感を感じやすいのでたくさん飾らないようにしましょう。

見られないだろうと思う所も掃除しておく

内覧者は買いたい家の全ての個所を見ておきたい、というのが本音の所です。
そのため見られないだろうと思う所もしっかり掃除をしておきましょう。
見られないだろうと思う箇所は例えば以下があります。

  • 押し入れやクローゼットの中
  • ベランダや庭
  • 天井裏や天袋

物が多いと、不要品はとりあえず押し入れにしまっておこうという考えになりますが、見られる可能性があります。

見せたくないので、と言えば無理に見ようとはなりませんが、開放的に見せた方が印象は良くなります。

押し入れやクローゼットの広さや形状などは、家を購入する上で収納の状態は非常に気になるものです。

物が多い時の対処では見せる収納を行ったり、荷物をどこかに預けるなどで対処しましょう。

またベランダもマンションであればそこから見える眺望も気になるでしょう。
ベランダは埃や砂、不要品がたまりやすいので綺麗に掃除をしておくと印象アップにつながります。

良い印象を与える掃除のコツとは

自分が住んでいる分には気にならない箇所が、他人には気になるという部分があります。
例えば窓で、窓は通常住んでいる分には気になりませんが、他人には意外と汚れや手あかが気になる個所と言えるでしょう。

清潔感を与えたり、手入れが行き届いた家だと良い印象を与えるにはコツがあります。
それは光るものは極力光らせる、白いものはより白く見せるという部分です。

そのため窓は土埃や手あかを落とし、透明感を出しておきましょう。
またシンクや蛇口、鏡など磨けば光るものは、メラミンスポンジ等を用いて光らせておきましょう。

他にも自分が住んでいて気にならないが、他人が気になる部分は生活臭です。
タバコやペットの臭い、油汚れや生ごみなど生活臭は極力なくし、内覧に来た際は換気を行って空気を取り入れておきましょう。

マンションの場合は共有スペースもチェック

マンションは共有スペースと専有スペースにエリアが分かれています。
専有スペースだからといって、玄関前に様々な荷物を山積みにしている家庭もありますが、印象が良くないのでやめておきましょう。

また階段やエレベーター、エントランスなどは共有スペースなので普段は管理人が掃除を行います。
しかし内覧前には一度チェックし、ゴミなどが落ちている場合は捨てておきましょう。

エントランスにゴミが散乱していると、購入希望者にはこのマンションは管理が行き届いていない、と思われてしまいます。
普段から汚れが目立つところがあるなら、事前に管理組合に相談して清掃を依頼しましょう。

こざかな生徒
こざかな生徒

本当は普段から綺麗にしておけば、内覧前でも訪問査定前でも怖くないのですが、しっかり見直すことが大事ですね。

最近では購入希望者に良い印象を与えるための、プロによるホームステージングも人気です。掃除や整理整頓に自信のない人は、信頼できる不動産会社に一度相談してみても良いですね。

クジラ先生
クジラ先生

訪問査定の時に担当者が見ている所とは

訪問査定に来た担当者は、多少掃除をしていない家でも気にせずに査定を行ってくれます。
では訪問査定ではどの部分を見ているのか、気になるという人は多いはずです。
戸建てとマンションでは見られている部分が少し違うので、それぞれの査定ポイントについて解説します。
訪問査定の時に参考にしてください。

築年数・構造・間取り

戸建てでもマンションでも、必ずチェックするのは築年数と家の間取りや構造になります。

築年数は浅ければ浅いほど評価は高くなり、年数が経つにつれて価値が落ちていくのが一般的です。
建物には法定耐用年数が定められており、それを目安として査定を行っています。
法定耐用年数については以下の表を参考にしてください。

構造・用途耐用年数(住宅用)
木造・合成樹脂造22年
木骨モルタル造20年
鉄骨鉄筋コンクリート造・鉄筋コンクリート造47年
れんが造・石造・ブロック造38年
金属造3ミリ以下19年
金属造3ミリ以上4ミリ以下27年
金属造4ミリ以上34年

このように使う建築材料によって年数に違いがあります。

一見すると内装に目立った傷がないマンションの場合も、目には見えにくい建物の構造部は年数の経過とともに劣化が進みます。
そのため築年数が古い建物は、自動的に査定額が下がっていくでしょう。

また建物の構造は、耐震基準を満たした家なのかも大切なポイントになります。
1981年6月1日以降に建てられたマンションであれば、耐震基準を満たしていますが、それより古い場合は旧耐震基準となります。
地震が起きた時の不安に直結するので、評価が下がるでしょう。

また家の間取りも査定ポイントになっており、こだわった特徴的な形の部屋よりも、万人に受ける使いやすい間取りの方が評価は高くなります。

広さについては立地条件との兼ね合いで、ファミリー層が住みやすい地域では、ファミリーが住む広さの間取りが人気になります。
一人暮らしが多いエリアだとあまり広い間取りは必要ないため、評価されにくくなります。

不動産の築年数が査定に大きく影響する
こざかな生徒
こざかな生徒

訪問査定の時には、築年数と部屋の状態を見られているのですね。掃除はあんまり関係なさそうですね。

そうですね、ただし掃除をきちんとしていれば売り手への信頼度が上がるという部分はあるので、しておいた方が良いにこしたことはありません。

クジラ先生
クジラ先生

部屋の状態

築年数以外にもみられる重要なポイントとして、部屋の内装や設備用の維持管理があります。
部屋がきれいな状態かどうかをはじめ、生活動線が利用しやすいか、壁紙や床などの劣化状態を見ます。

特にキッチンやお風呂など水回りに備わっている設備のグレードや状態も見られるでしょう。
最新の設備がついている、または高級なシステムキッチン等がついていると、評価が高くなります。

また戸建ての場合はシロアリや雨漏り、木部の腐食がないかもここでチェックされます。
床下や屋根裏の点検口、天井部など住んでいても気づきにくい部分について、プロの目線で確認されるでしょう。

家の外装や土地の状態

戸建てでは雨漏りやシロアリなど、家の中の破損部以外にも外装について査定されます。
屋根や外壁の塗装剥がれや、破損個所を中心に見られます。
築年数が古い家だと木部の腐食個所も多くなってくるので、それらは査定額に影響してしまいます。

また水平器で建物が傾いていないか必ず確認し、傾きが明らかに分かる場合は売却自体ができなくなる可能性もあります。

さらに戸建ての売却では建物と土地を分けて査定額を算出します。

そのため建物だけでなく、土地の状態も査定時に確認するのが一般的です。
土地に関しての主な査定ポイントは以下になります。

  • 土地の面積・形状
  • 日当たりや眺望
  • 接道道路

土地の面積が広い、また使いやすい形状をしている土地は評価が高くなります。
逆に狭い土地は建築基準法によって再建設する際に、建てられる家の大きさに制限が出てしまうので、査定額が低くなります。

家の日当たりもそうですが、土地に関しても道路に面している方角がどちらに向いているかが重要になります。
評価が高いのは南向きや東向きで、太陽が当たりやすい面に向いている土地です。

ただ土地は周辺環境の影響を受けるので、南向きでもあまり評価がつかない土地もあります。

また建築基準法では建物を建てられる土地の条件があります。
4メートル以上の幅の公道に、敷地の接点が2メートル以上なければならないとされています。
そのため幅が狭い道路にある土地は、査定額が低くなります。

越境や境界の状態

戸建ての査定ポイントとして重要なのが、隣との越境や境界の状態です。
境界確定されていれば問題ありませんが、古い家では隣家との境界線があいまいになってしまっている家もあります。

確定測量図が手元にあるのかを確認し、あれば訪問査定の際に準備をしておきましょう。

また屋根やブロック塀など越境がないかどうかもチェックポイントになります。

周辺環境や立地条件

周辺環境や立地条件は、戸建てでもマンションでもどちらも査定のポイントとなります。
交通の便について、最寄り駅までの距離やバス停が近いかなどは査定額に影響します。

またファミリー層のマンションであれば、図書館などの施設や学校に近いマンションは評価が高くなります。
戸建てもスーパーや病院が近いなど、生活利便性の高さがそのまま査定額に響いてくるでしょう。

周辺環境は周りに何が建っているか、というだけではなく騒音も査定のポイントになります。

騒音の原因になりやすいのは、近くに高速道路や線路がある場合で、窓を締めても騒音がある場合は評価が落ちるでしょう。

他にもマンションでは景観や眺望、戸建てでは景色が見渡せるような高台や自然に囲まれているかなども評価の対象になります。

住戸位置

住戸位置はマンションでの査定ポイントになり、マンションの中の何階に部屋があるのか、また開口部の方角をチェックされます。
基本的に階数が高いほど高評価になり、角部屋も評価が高くなります。
どの部屋にも窓があると日当たりが良くなるので、方位と絡めて南向きや東向きだと評価が高くなるでしょう。
またマンションは専有部分と共有部分に分かれており、それぞれをチェックされます。
専有部分はいわゆる部屋の中ですが、共有部分はエントランスや廊下、エレベーターなどがそれにあたります。
エレベーターにはカメラがついているのか、メールボックスには鍵がついているかなども対象です。
特にオートロックで防犯性に優れたマンションは、評価が高くなります。

管理費・修繕費

こちらもマンションの査定ポイントになり、以下の状態を主に見られています。

  • 修繕・管理
  • 保守・清掃
  • 管理員の勤務

マンションは共有部分について、修繕や管理をするために管理費や修繕費用を支払わなければなりません。
その維持費について、住民の負担額が高ければ評価が悪くなります。

一般的に築年数が経過すればするほど、修繕工事が必要となるため、修繕費用の負担が大きくなっていきます。
また保守や清掃面も、綺麗に保たれているのかをチェックされ、それは管理員の勤務形態にもつながります。

管理員が週に3日以上いると、清掃面でも清潔が保たれますから、評価が高くなります。

また管理員が週のうち多い日数いると、不審者対応など防犯性の面でも安心感のあるマンションだと評価されます。

施工会社や販売会社

マンションの査定では施工会社や販売会社も評価の対象となることがあります。

マンションの施工をしたのが長年実績のある会社や、大手企業が施工したとなれば、それだけでプラスの評価がもらえることがあります。
マンションに何か不具合があったとしても、大手企業や信頼できる販売会社であれば、資金力があるので補償を行ってくれるからです。

逆に過去に施工不良で問題を起こしたような施工会社は、マイナス評価になる可能性もあるでしょう。

破損部は訪問査定前に修繕すべき?

掃除はしなくても査定額に響くことはありませんが、注意したいのは破損部についてです。
破損部は直接査定額に影響を与えるので、修繕を行うのが基本的な考え方です。

査定時はそのまま見せても問題ありませんが、致命的な破損は売却までに修繕すべきかどうかを不動産会社と相談しましょう。
それぞれの対策方法について詳しく見ていきましょう。

致命的な破損は原則必要

例えば壁に小さな穴が開いている、床の目立たない傷など軽微な破損部の修繕はあまり気にしなくて構いません。
ただし以下のような破損部は、生活において支障が出てしまうので修繕が必要です。

  • お湯が出ない
  • 排水が詰まっている
  • 空調が壊れている
  • 浴室が破損している

上記のような致命的な破損は直接査定額に影響します。

生活に支障が出てしまう破損部は修繕を行うべき

自分が今住んでいて困っている状況がある、ということは次の買主も同じだと想像することができます。

破損部は全て不動産会社に伝えること

家の中の様々な破損については、訪問査定前に修繕を行うのではなく、査定の際にあえて全てを見てもらいましょう。
その上でどこを修繕すべきなのかを聞くことが、最も効率的なやり方です。

破損部と言ってもどこまでが査定額に影響を及ぼす程度なのか、素人では判断できかねます。
そのため修繕すべきな個所と、修繕したらその査定額がどれくらい上がるのかを聞いておきましょう。
上昇する価格が修繕費用より安いのなら、あえて修繕しない選択をすることもできます。

ただし注意点として、分かっている破損部は全て不動産会社に伝えることが大切です。
物件に問題点があってもそのまま売却をすることができますが、告知書で買主に説明しないと契約不適合責任が課せられます。

これは契約書と違う内容の物件を売ってしまい、後からそれが分かった時に修繕に関してもとの売主が責任を負う、という決まりです。

つまり買主が物件の破損部に納得して買ったのなら問題はないのですが、告知せず契約内容と違うものを売ると問題が起きます。

もし破損部は見当たらないが、後のトラブルを避けたいのであれば、不動産会社が提供する建物状況調査(インスペクション)を受けましょう。

破損部は全て不動産会社に伝える

リフォームは不要

破損部は修繕した方が良いと述べましたが、査定や売却でリフォームを行う必要はありません
リフォームとは破損していない物を、良いものへの改良するという意味合いを持ちます。

もしかするとリフォームで売却価格が上がることもあるかもしれません。
しかしかかった費用が、リフォーム前の価格にそのままの額プラスされるかというとそれは分からないからです。

例えば3000万円の価値のある物件に500万円かけてリフォームしたとします。
するとその物件の価値は3500万円になるかというとそうとは限らず、200万しか上がらないということも起こり得ます。

それに築年数が30年以上の古いマンションや戸建ての場合は、買主が購入後にリフォームすることを前提に買っています。
購入者の希望通りにリフォームしたいと考える人の方が多いので、リフォームをする必要はありません。

信頼できる不動産会社に依頼を行うのがポイント

訪問査定を行う時は、上記で述べたように破損部に関しての相談も行っておきたい所です。
そのため信頼できる不動産会社に依頼を行うことが、売却を行う上で大切なポイントになります。

また破損部の対処については、不動産会社によってアドバイスが異なる場合もあるでしょう。
そのため複数の不動産会社に査定を受けて、いくつか意見を聞いたうえで自分が一番良いと思える判断をした方が納得して売却ができます。
無駄に修繕費をかけて損をする可能性もあるため、不動産会社選びは慎重になった方が良いと言えます。

複数の不動産会社に査定依頼をするのであれば、効率的に行える不動産一括査定サイトが便利に利用できます。
不動産一括査定サイトの使い方は、個人情報と物件情報を入力して査定依頼が可能な不動産会社を見つけます。
気になる不動産会社があれば、一括で査定依頼を申し込むのがサイトの使い方の流れになります。

一度に依頼ができるので、一軒ずつ査定を依頼しなくても済むというメリットがあります。
また査定サイトでは悪質な不動産会社は排除されているので、家に来られる際も安心感があります。

不動産一括査定サイトを選ぶ際のポイント

訪問査定の場合は、不動産会社から連絡が来るので、そこで日時などのやり取りをしてください。

複数の担当者に査定を行ってもらい、良かったと思える業者に売却を依頼しましょう。

訪問査定の前に掃除はどこまで必要なのかの疑問ですが、基本的に掃除は必要ありません
しかし綺麗にしておいた方が、担当者への印象や信頼性が上がるのは確かでしょう。
訪問査定の前に掃除は必要ありませんが、掃除が必要なのは一般の購入希望者が来る内覧前です。
内覧前のポイントも記載したので、売却前にチェックしておきましょう。

また査定額に直接影響するのは家の破損部についてです。
そのまま査定を行い、破損部の修繕について必要かどうかを不動産会社と相談しましょう。
不動産会社によって回答も違うので、複数の不動産会社に訪問査定をしてもらい、様々な意見を聞いたうえで判断することが大事です。

家の売却は大きな額が動くので、信頼できる不動産選びがかなり重要です。
訪問査定を複数行えば、担当者の対応から、そこが信頼できる不動産会社かどうかもチェックできます。
信頼できる不動産会社で安心して家を売りましょう。

訪問査定の前に掃除や破損箇所の修理はどこまで必要?家売却前の準備編
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